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祝婚歌 吉野弘

先日、エテルナのすぎ爺から結婚式の祝辞でよく読まれる詩を教えてもらいました。
一人で読んで思わず涙が出ました。

さらに感動的なのは、吉野弘自身がこの詩を民謡のようなものと言っていて、
著作権を放棄しているんです。
引用については、どうぞお使いくださいと答える事にしているそうです。

何か歪んだ感じの世の中で、こんな人がいると分かっただけで勇気が湧いてきました。


『 祝 婚 歌 』しゅくこんか
吉野 弘


二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派過ぎないほうがいい

立派過ぎることは

長持ちしないことだと

気づいているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい


完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうち どちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気づいているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には色目を使わず

ゆったりゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で風に吹かれながら

生きていることのなつかしさに

ふと胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そしてなぜ 胸が熱くなるのか

黙っていてもふたりには

わかるのであってほしい


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この詩

私も大好きです。初めて読んだとき、とても「感動」という言葉では言い表せないほど強く心を打たれました。たまにはこれを読んで自分のあり方を見つめ直さなくては、と戒めにしています。
プロフィール

Yoshihiro Chiba

Author:Yoshihiro Chiba
指揮者、東京芸術大学講師。
オペラを中心にオーケストラや宗教曲もレパートリーにしている。

詳細プロフィールはこちら

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