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移行

今日は、久しぶりに音楽の話です。

前回のエテルナの練習から、ルネッサンスのアカペラを
練習しています。
皆さん、慣れていないので、苦戦していますが、
最後の方は、其れなりに歌えてきました。

練習の時に、テナーの杉爺が、「もっと低いと良いですね」と
怠慢な発言。でも、テナーは高いです。

ここからが本題ですが、ルネッサンスの時代は、音の高さは
アバウトでした。鍵盤楽器もあったのですが、地域や教会によって、
五度以上のひらきがあった事が分かっています。

何故、そんなに違っても、問題なかったのか?
答えは、純正調だったからなんですね。
みなさんが聞き慣れている平均律は、どんな調性でも、同じ響きがします。

さらにいえば、ルネッサンス時代は、旋法というものがあって
それを基本に曲が作られていました。

正格旋法、ドリア、フリギア、リディア、ミクソリディアの四旋法と
全てにピポがついて変格旋法の計八旋法です。

なので、現代の曲に比べると、ルネッサンスは民謡っぽいともいえます。
旋法は基本的にグレゴリオ聖歌聖歌に代表される、単旋律音楽でした。
時代が進むに連れて、多声(ポリフォニー)音楽になって来たわけです。

ポリフォニーになっても、結局は旋法に縛られているので、
グレゴリオ聖歌の雰囲気を残したものでした。
作曲家が書いた音を歌う事は当たり前ですが、許されていた事があります。

それは移行と言って、曲の高さを変える事です。
移調と違う事に注意してください。
移調は、調性を変えますが、移行は調性は変わりません。
それは純正律だから、可能なんですね。

平均律では移行は不可能なんです。
それは純正律では無いからなんですね。

ちなみに、平均律はバッハが作ったという説もありますが。
バッハの時代から、大きく音楽が変わった事は確かです。

ちと、長くなりました。
杉爺、分かった?

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移調と移行

千葉先生、すぎじいです。
移行と移調の違いは何となく分かったような気がするのですが、一つ質問させてください。
フルートの二重奏曲の楽譜を使って、C菅のフルートとB菅のクラリネットで、二重奏を使用とすると、クラリネットはシャープを二つ増やした全音高い楽譜を用意すると思うのですが、この作業は移調ですか、移行ですか?
それとも音の高さは変わらないので、実はどっちでもないのでしょうか?
ご迷惑かも知れませんが、教えていただけばいただくほど疑問が湧いて来て、楽しいです。
プロフィール

Yoshihiro Chiba

Author:Yoshihiro Chiba
指揮者、東京芸術大学講師。
オペラを中心にオーケストラや宗教曲もレパートリーにしている。

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